移籍が噂されるMF本田圭佑【写真:Getty Images】
契約満了まで1年を切った本田圭佑は、冬までにヴィンチェンツォ・モンテッラ監督を説得するつもりでいるようだ。21日付けの英紙『ザ・サン』が報じている。
先日サンダーランド指揮官のデイヴィッド・モイーズ監督は、チームの前線を強化するために本田の獲得を希望。ミランへ850万ポンド(約11億円)のオファーを提示したと報じられている。オファーを受け取ったミランは、本田に残留するか移籍するかを選択させたという。しかし、サンダーランドへの移籍に乗り気ではない本田はそのオファーを断った。
それでも本田はプレミアリーグへの移籍に興味がないわけではなく、UEFA主催の欧州カップ戦に出場するクラブからオファーが届くのを期待していたとみられている。
そのために現時点では残留する決断をし、冬季移籍市場が開始する1月までにレギュラーポジションを獲得しようとモンテッラ監督を説得するつもりでいるようだ。そして、万一指揮官を説得することができなければ冬に移籍することを決断するはずだと報じられている。
しかし、現在の本田の状況はかなり厳しいものだ。ポジション争いをしている本田とMFスソは、以前からどちらかがチームから去ることになるとみられている。その上、アルゼンチン代表MFホセ・ソサが加入した今となってはさらなるポジション争いの激化は否めない。
現地21日に行われたトリノとのセリエA開幕戦でも出番がもらえなかった本田。果たしてここから冬までに指揮官を説得させることができるだろうか。
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