ブラジル五輪代表のロジェリオ・ミカーレ監督【写真:Getty Images】
ブラジルに悲願のオリンピック金メダルをもたらしたロジェリオ・ミカーレ監督は「ブラジルサッカーは死んでいない」と高らかに述べた。20日、アメリカメディア『ESPNデポルテス』が報じている。
PKにもつれたドイツとの死闘を制し、自国開催の五輪でサッカー王国を初の金メダルに導いた指揮官は「ブラジルサッカーは死んでいない。世界のサッカー界に大きなアピールができた」と喜びを語る。
2014年の自国開催のワールドカップ(W杯)では悪夢の準決勝敗退。直近のコパ・アメリカではグループリーグ敗退、現在行われている2018年W杯予選でも現在6位に沈んでおり、暗い話題が続いていたブラジルサッカー界に久々に明るいニュースをもたらした。
これについて、47歳の指揮官は、「過去は去った。この勝利がブラジルサッカー界に落ち着きを取り戻させ、フル代表のプレッシャーを軽くする」と述べ、「我々は素晴らしい世代を抱えている。未来で成功を収めるためのいくつものオプションを持っている」と将来への希望を語った。
そして、今チームで”10番”とキャプテンを託した至宝ネイマールについては、数々のゴールとチームの手本となり続けていたことを称賛した。
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