貴重な同点ゴールを決めたミッシー・バチュアイ【写真:Getty Images】
【ワトフォード 1-2 チェルシー プレミア第2節】
チェルシーは現地時間20日、プレミアリーグ第2節でワトフォードとアウェイで対戦した。
昨季は大きな不振に陥り10位という順位で終わったチェルシーだったが、ホームでのリーグ開幕戦はウェストハムに勝利して白星スタートを飾っている。
この日は新戦力のエンゴロ・カンテが4-1-4-1のアンカーに入り、右サイドはウィリアンが試合直前に負傷したことを受けてペドロ・ロドリゲスが先発出場した。
対するワトフォードはサウサンプトンとの開幕戦は退場者を出しながらもアウェイで1-1の引き分けとなっている。
試合立ち上がりからエデン・アザールが左サイドから積極的にドリブルを仕掛けるチェルシーだが、ワトフォードの組織的な守備を崩すことができず。
逆に24分にはノルディン・アムラバトのクロスからオディオン・イグアロが決定的なチャンスを迎えるが、間一髪のところで逃れた。
アディショナルタイムにはアザールがフリーキックを狙うも相手GKの正面。前半は両チームとも得点なく、スコアレスで後半へと向かう。
後半開始直後、チェルシーは一瞬の隙を突かれる。右サイドのクロスをフリーで受けたエティエンヌ・カプーが左足を振りぬき、ネットを揺らした。カプーはサウサンプトン戦でもゴールを決めており、2試合連続得点となった。
状況を打開すべく、アントニオ・コンテ監督はビクター・モーゼスとミッシー・バチュアイ、セスク・ファブレガスを立て続けに投入し、勝負を仕掛ける。
すると、この采配が的中する。アザールが強烈なミドルシュートを放つと、ワトフォードのGKエウレリオ・ゴメスがこれをファンブル。ここに詰めていたバチュアイが押し込んでプレミアリーグ初ゴールを挙げた。
さらに勢いづいたチェルシーはエースが決定的な仕事をやってのける。途中出場のセスクからのロングボールに抜け出したジエゴ・コスタがゴメスとの1対1を制してゴールに流し込み、逆転に成功する。
試合はこのまま終了。開幕戦に続いて終盤のゴールで勝ち越したチェルシーは、昨季の不振からの復調の兆しを見せる開幕2連勝を飾った。次節はホームでバーンリーと対戦する。
【得点者】
55分 1-0 カプー(ワトフォード)
80分 1-1 バチュアイ(チェルシー)
87分 1-2 D・コスタ(チェルシー)
【了】