スペイン代表のフレン・ロペテギ監督【写真:Getty Images】
スペイン代表の再建を託されたフレン・ロペテギ新監督は、初陣を控え、血の入れ替えを示唆している。18日、スペイン紙『アス』が報じている。
9月1日にベルギー代表との親善試合でスタートを切る新生ロペテギ・スペイン。その後、5日にはリヒテンシュタインとのロシアワールドカップ予選も控えており、今月26日に発表される代表メンバーに注目が集まっている。
49歳の新指揮官は、次代を担う、注目の20歳のマルコ・アセンシオ(レアル・マドリー)、22歳のデニス・スアレス(バルセロナ)、21歳のサウール・ニゲス(アトレティコ・マドリー)といった若手について「彼らのようなスタイルの選手には興味がある。ビッグクラブでプレーし日々成長している。この3人は我々の構想に入っている」と述べ、「彼らは、我々が代表にもたらしたいスタイルに一致する特徴を持っている。我々の仕事は、選手たちのパフォーマンスに気を配り、新たな発見に目を光らせることだ」と新世代の選手に興味を示す。
早期敗退となったEURO2016では、チームが内紛状態であったことが明らかになっていたが、「一般的に代表選手は所属チームではレギュラーであり、ことは単純ではない。だが、優れたサッカー選手は、優れたスポーツ選手でもあるべきだ。少なくとも、私は代表の選手たちが、状況に応じ自分たちの役割を理解し、適応することができると思っている」と選手への信頼を語っている。
また、EUROでレギュラーを外れ、今後の去就が注目されるGKイケル・カシージャスについては「代表で一時代を築いた選手には敬意を払うべきだ。それゆえに私がその去就を決定すべきではない」と述べ、「私はEUROの場にいなかったし、彼の問題について意見はできない。一時代を築いたという功績への敬意とは別に、選手のリストを作りたい」と語った。
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