バイエルンのMFアリエン・ロッベン【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンに所属するオランダ代表MFアリエン・ロッベンの行動にサポーターから不満の声が上がっているようだ。19日にイタリアの『イタスポルトプレス』が報じている。
ロッベンは、7歳になる息子のルカ君を、バイエルンではなく同じバイエルン州ミュンヘンに本拠地を置くドイツ2部の1860ミュンヘンのユースチームへ登録。そして、その息子のパフォーマンスを近くで見ようとトレーニング場に姿を現したところをバイエルンのサポーターに目撃され、サポーターの間で不満の声が巻き上がっていると報じられている。
1860ミュンヘンとバイエルンは、同じ街に本拠地を置くとは言え、2003/04シーズン以降ダービーを行っていない。名声と栄光に包まれたバイエルンとは反対に、1860ミュンヘンは多額の負債に押し潰されて2部へと降格。そして、クラブは未だに昇格できないままでいる。
さらに、バイエルンよりも40年も前に創設されたにもかかわらず、1860ミュンヘンがリーグ優勝をしたのは1965/66シーズンの1度だけだ。それでも街ではライバル意識が消えていないが、年を追う毎に両クラブには計り知れないほど大きな差がついた。
しかし、同クラブの育成部門は、ドイツでも最前線を走る非常に優れた育成部門として今でも評判が高い。そのことから、ロッベンは息子をバイエルンではなく1860ミュンヘンのユースチームに登録したようだが、そのことを知るバイエルンのサポーターは、ロッベンがとったその行動を気に入らなかったようだ。
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