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Jリーグ 8年前

巨額放映権とJリーグの未来。“黒船”DAZNが描くビジョン【独占インタビュー】

text by 編集部 photo by Editorial Staff , Getty Images

ACLを放送する予定はあるのか?

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Jリーグに限らず色々なスポーツが色んなシーズンで6000試合以上ある【写真:Getty Images】

――今年の場合、ポストシーズンまで進めなかったクラブは11月の始めでリーグ戦が終わってしまう。そういうクラブのファンはJリーグがなくなったら契約を止める可能性がある。それは御社にとってはデメリットだと思うんですが。

「各スポーツ、シーズンは違いますが、オンとオフシーズンはほとんどどのスポーツにもある。それを理解しているので3クリックで我々のサービスは解約、もしくは延期できるようになっています。オフシーズンには使用されないユーザーがいることも理解しています。

 また、年間6000試合以上放映していきます。Jリーグに限っていないので色んなスポーツが色んなシーズンで6000試合以上ある。例えば、Jリーグとヨーロッパのサッカーのシーズンは少しずれています。

 我々のリサーチでは日本のJリーグファンはヨーロッパのサッカーを見る傾向が高いことが分かっていますので、例えばJリーグのオフシーズンには海外のサッカーを見るとか、そういった楽しみ方も今後はできると思います」

――御社としてはJリーグにどうなって欲しいか。もっとレベルが高くなって欲しいと思うのか、あるいはエンターテインメントとしてもっと発展してほしいと思っているのか。

「Jリーグさん自身は非常にしっかりしたビジョンを持っているので、我々もどう協力できるかを今後も色んな協議をしたうえで、どんどん10年間でやっていきたい。

 基本的なところは、ファンがいかにJリーグを好きになってくれるかで、ファンがより楽しんでいただける、より好きになる環境を整えられれば、ファンがファンを呼び、友達を呼び、ファンが増えて、視聴者が増え、スタジアムに足を運ぶ人も増えていいサイクルになっていくと。

 よりチームを強化するコーチを3人から5人に増やすとか、あくまで一例ですけれど、こういったことが可能になると、よりJリーグ自体の人気もレベルも上がっていくと思います」

――Jと密接に関係があるのがアジアチャンピオンズリーグ。ACLの放映権は今後取得される可能性はあるんでしょうか?

「ACLに限らず、日本のファンにとっていかに魅力的なコンテンツかに主軸を置いて検討していますので、それをもとにどの放映権も検討していきたいと思っています」

(聞き手:植田路生)

【了】

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