「10年間の中でどう変えていくかは長期的に見ていただきたい」

――Jリーグは今2ステージ制で、ポストシリーズがあるシステムです。これは導入時に、ファンから大きな反発を呼びました。このリーグシステムについてはDAZNとしてはどう思いますか？

「これはJリーグさんが決めることですけれども、コンシューマーにとって何がベストかを考えようということでパートナーシップを結んでいます。そのうえで、Jリーグさんにも何がコンシューマーにとってベストかを考えていただき、そこを推すというところだと思います。ただ、細かいところに関しては、Jリーグさんが運営していく部分なので我々がコメントすべきではないと思います」

――Jリーグとの話し合いの中で、2ステージを変えた方がコンシューマーにとっていいということになれば、DAZNとしてもその方がいいということですか？

「運営方法に関して我々が関わるところではなく、我々はあくまで放送を通していかにファンを増やしていくか、放送を通していかにファンにとっていい体験を与えていくかというところでのパートナーシップに限るところです。これはJリーグに限らずどこのリーグでも同じことです。

　10年間の契約なので、10年間の中でどう変えていくかは長期的に見ていただきたい。例えばメジャーリーグがワイルドカードシリーズになったことで、ファン層を増やしてより面白みを持たせたことを考えると、日本のプロ野球も同じようにより面白くするためにはどうしたらいいかを考え始めています。もちろんJリーグもそれと同じようにいかにファンに楽しんでいただけるかを考えて今後10年間で色々一緒にやっていきたいと思っています」