ボカ・ジュニオルスのFWカルロス・テベス【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、アルゼンチン1部のボカ・ジュニオルスに所属する元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスをセリエAに復帰させようとしているようだ。16日に伊メディア『スポルティタリア』が報じている。
今夏のインテルの補強方針に大きな影響を及ぼしているのは、仲介人を務めるキア・ジョオラビシアン氏だ。現在同氏は、スポルティングCPとポルトガル代表MFジョアン・マリオについて交渉中であり、ブラジル代表FWガブリエル・バルボサの取引に関してサントスと接触を維持している。
しかし、先日G・バルボサの移籍が冬へ延期される可能性が浮上したことで、ジョオラビシアン氏は作戦を変更。そして、獲得を夢見ていたインテルへテベスを連れて来ようとしているという。
とは言え、テベスを連れて来るにしてもインテルにはすでに6名のFWがいる。その上、テベスは脇役でいることに納得する選手ではないため、2005年から2009年までボカに在籍したFWロドリゴ・パラシオとトレードする可能性が浮上したと報じられている。
現在32歳のテベスは、すでにユベントスで2シーズンプレーし、未だ欧州へ上陸したことがないG・バルボサに比べてセリエAや欧州サッカーを良く知る選手だ。もし実現すれば、かつての宿敵へ移籍する“禁断の移籍”となる。果たしてテベスが再びセリエAへ戻って来るのかどうか、その去就に注目が集まりそうだ。
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