現在のユース世代は東京五輪世代
―――最初はなんで試合が止まったのかよくわからない、ってことがありますよね、きっと。
ありますね。はじめてサタデーナイトマッチに行かせていただいたときは、澤穂希さんが解説に来られていて、その解説を聞きながら試合を見ました。すごくわかりやすくて、とても勉強になりました。やっぱり少しずつ見ているうちに楽しくなって、自分から覚えようという気になってきています。
―――これまでサッカーをご覧になって、印象に残ったシーンってありますか?
いっぱいありますね。ユースだと、スタジアムがトップの試合よりも小さめのサイズじゃないですか。だからより近くで選手の表情を見られますし、年齢の近い選手がたくさんいるのでドラマを感じます。試合を見ていてどっちを応援していいか正直分からないんですよね。
気持ちはどっちも応援しているんですけど、勝ち負けの結果が決まるものじゃないですか。だから終わった後の選手の表情とかを見てジーンと来るものがあって、スポーツってすごくいいなって思いますね。
私は中学生のとき部活に入ってなくて、アイドルの研究生みたいな感じでずっとレッスンとかをしていたんです。部活とかを体験したことがないから、正直スポーツの感動とかも味わったことがなくて。だからサッカーの試合を見に行って、はじめてそういう感動を知れたっていうか。
チームによって喜び方、悲しみ方は様々で、崩れ落ちるような人もいたり、涙を流す選手、悔しそうな顔をする選手もいます。選手たちの気持ちが見ている側にも伝わってくるのがすごくいいなって思います。
―――いまはリオ五輪をやっていますけど、次は東京五輪ですね。今のユース年代の選手が東京五輪世代となるわけですが、どんな期待がありますか?
やっぱり私がいま見ているユース世代の選手にはたくさん活躍して欲しいと思いますし、私ももっともっと試合に足を運びたくて、選手の方ともっとコミュニケーションを取りたいし、そこで私ももっといろんなものを吸収して、自分にも活かせるようなものを選手の方たちから吸収したいなって思いますね。