選手が有名になる前から知ることの魅力
―――昨年のJユースカップでアンバサダーを務められたということですが、そこでプレーしていた選手のなかで、トップに上がった選手もいますよね?
そうですね。たとえばFC東京の柳(貴博)選手などがいます。インタビューなどはしていないのですが、試合で柳選手がゴールを決めたシーンを見ました。やっぱり目立っていましたね。
注目されていた選手でしたし、どうなるのかなって思っていたら、トップチームに昇格していました。ユースのおもしろさって、こういうところにあるのかなって思いました。トップではじめて知るよりも、知っている選手がトップに上がっていくっていうことの嬉しさがあるのかなって。
―――知っている選手だと思い入れも強くなりますよね。
そうなんですよ。あと、ちょっと鼻が高くなります(笑)。
―――ありますね、それ(笑)。「有名になる前から知っているぞ」っていう(笑)。
絶対あると思います(笑)。応援している方々の様子を見ていると、親心みたいなものがあるのかなって思います。
―――ユース年代って、クラブと高校とどっちもあるじゃないですか。それって、以前からご存知でした?
まったく知らなかったです。サッカーの観戦自体したことがなかったですし、ルールも学校の授業でやってほんのちょっと知っているくらいだったので。「ユース」って言われても、「プロのほかに何があるの?」って感じでした。「地域のサッカーなのかな」とか、そのくらいの印象でした。「下部組織」とか言われてもまったくわからないですし。ユースに特化した番組をやるということになってから、そのなかで覚えていっています。
―――ユース年代で注目の選手はいらっしゃいますか?
ガンバ大阪ユースの食野亮太郎選手です。何回か番組のなかで映像を見ることがあったんですけど、何回見ても食野選手が目立つシーンが多くて。「浪速のメッシ」って呼ばれているのですごく覚えやすかったです。