昨季プレミアリーグ制したレスターの主力が流出の危機にさらされている。英紙『サン』によれば、ダニー・ドリンクウォーターがクラブからの契約延長オファーを拒否してトッテナム移籍に迫っているという。

　イングランド代表にまで上り詰めたドリンクウォーターだが、レスター入団当初の評価は今ほど高くなく、週給3万ポンド（約390万円）の4年契約を結んでいた。そのためクラブは現行契約を今季を含めて2年間残しながらも、大幅な給与アップを含めた新契約締結に動いていた。

　しかしドリンクウォーター側はレスターが提示した週給8万ポンド（約1040万円）のオファーに納得しておらず、契約延長を拒否する構えを見せている。その裏にはトッテナムからの獲得オファーがあったようだ。

　レスターはすぐに週給を10万ポンド（約1300万円）まで引き上げた新オファーを提示すると見られる。それでもより有利な条件を引き出せるトッテナムに旨味を感じてしまえば、チャンピオンとはいえ小規模クラブに変わりないレスターでは引き止めることができない。

　すでにエンゴロ・カンテはチェルシーへ移籍してしまい、ドリンクウォーターも退団となればレスターの中盤は崩壊してしまう。優勝争いはおろか、新たな補強がない限り残留を目標にするシーズンになってしまうかもしれない。

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