サンフレッチェ広島の森保一監督【写真:Getty Images】
リオデジャネイロ五輪を終え、U-23日本代表の手倉森誠監督退任が濃厚になった。そこで4年後の東京五輪を目指す新たなチームの指揮官候補に挙がっているのが、サンフレッチェ広島の森保一監督だ。
かつて日本代表として活躍した経歴も持つ森保監督は、広島を4年間で3度のリーグ優勝に導くなど近年のJリーグで突出した実績を残している。他に川崎フロンターレの風間八宏監督やジュビロ磐田の名波浩監督を推す声もあるが、実績面では森保監督が上回っていると言えるだろう。
しかし、当の本人は「名前を挙げてもらうのはすごくありがたいことですし、それだけ評価していただいているということは光栄」としながら「どこからの情報なのか、僕には何一つ正式なものは届いていないので、いまはサンフレッチェの監督として、チームを応援してくれる方々に1勝でも多くお届けしていくことしか考えていない」と慎重な姿勢を見せている。
「話をいただければそこから考えます」と、仮に東京五輪へ向けた日本代表監督のオファーが届けば前向きに検討するようだが、現時点では何もアプローチがないことを強調した森保監督。「選手にも『今を集中してやるということを積み重ねていこう』というのを言っているので、まっすぐに考えながらやっていきたい」と、いまは広島での連覇に集中している。
(取材:チェーザレ・ポレンギ)
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