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“ネイマール2世”、欧州上陸は冬に延期か。争奪戦がますます過激に

text by 編集部 photo by Getty Images

ガブリエル・バルボサ
移籍が噂されるFWガブリエル・バルボサ【写真:Getty Images】

 ブラジル1部サントスのブラジル代表FWガブリエル・バルボサの獲得を巡る争奪戦がますます激しくなりそうだ。13日にイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

 現在五輪代表メンバーの1人としてリオ五輪に挑んでいるG・バルボサは、多くのクラブから獲得を狙われているブラジルの新星だ。しかし同選手は、五輪が終わるまでオファーの返答を見送る決断をしている。

 そして今度は、サントスの指揮官であるドリヴァウ・ジュニオール監督が移籍の延期を要求した。同監督は、「もし移籍することになっても、損害をできるだけ減らすためにガブリエル・ジェズスの移籍でパルメイラスが下した同じ決断をすべきだ」と冬までマンチェスター・シティへの加入を延期したG・ジェズスの例を挙げている。

 さらに「今はどのクラブとも交渉は行われていない。オファーは届いているが、私が知る限り全て止まっている」と長期戦を望む発言をした。

 しかしながら、現在欧州では早期決着に向けて争奪戦が過熱している。G・バルボサの獲得に向けてオファーを提示したクラブは、ユベントス、インテル、レスター・シティの3クラブだ。

 G・ジェズスの獲得に失敗したインテルは、同選手の獲得を熱望しているが、現時点では2700万ユーロ(約30億円)を提示したレスターがインテルのオファーを上回ったと報じられている。その一方で、FWシモーネ・ザザを売却しようとしているユベントスが再オファーを提示する可能性も浮上した。

 いずれにせよ、今はブラジル代表の五輪が終わるまで待たなければならないが、争奪戦を制しても、G・バルボサの欧州上陸は冬まで待たなければならないかもしれない。

【了】

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