ボカ・ジュニオルスのロドリゴ・ベンタンクール【写真:Getty Images】
クラブ売却のゴタゴタの中で補強が進んでいなかったミランだが、ついに意中の選手を射止めたようだ。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、数日中にボカ・ジュニオルス所属のMFロドリゴ・ベンタンクール獲得が決まるという。
ボカで急成長を遂げてヨーロッパの強豪から熱い視線を集めたベンタンクールは、ウルグアイ出身の19歳。下部組織時代からボカで育成され、中盤の幅広いポジションでプレーできるMFだ。トップレベルでの経験は乏しいがクラブからの期待は大きく、比較的高額な違約金が設定されている。
今夏は財政難により1500万ユーロ(約17億円)しか補強にかけられる予算がないミランは、その8割にあたる1200万ユーロ(約13億5000万円)を費やしてベンタンクールを引き抜く。交渉次第ではボーナスを含め総額1500万ユーロまで値上がりする可能性もあるようだ。
ベンタンクールにはユベントスも興味を示し具体的な条件を提示していたものの、ミランに比べて移籍金の額が低いためボカ側が放出を渋っており現段階では不利な状況に置かれている。獲得に成功すれば中盤のクオリティ不足が懸念されていたミランにとって待望の新戦力となるが、本田圭佑にとっては定位置争いの強力なライバルになるかもしれない。
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