インテルへの移籍が迫るMFジョアン・マリオ【写真:Getty Images】
中国資本によって買収されたインテルがついに爆買いを敢行するようだ。12日に伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』を含む複数のメディアが報じている。
先日インテルの筆頭株主となった蘇寧グループは、既にスポルティングCPのポルトガル代表MFジョアン・マリオと個人合意に至ったとみられている。スポルティングCPへ4000万ユーロ(約45億円)に500万ユーロ(約5億円)のボーナスを含めた合計4500万ユーロ(約51億円)の移籍金を提示。そして、本人へは現在の年俸の5倍となる300万ユーロ(約3億円)での5年契約を提示したと報じられている。
さらにポルトガル紙『ア・ボラ』は、一面にイタリア語で「さようなら」のタイトルとJ・マリオの写真を載せ、同じく獲得を狙っているチェルシーではなくイタリアのインテルへの移籍が迫っていることを報じている。
昨季の公式戦に45試合出場して7得点12アシストを記録したJ・マリオは、先日行われたEURO2016にポルトガル代表の背番号10を背負って出場し、優勝に貢献。今夏には、蘇寧グループ下にある江蘇蘇寧が獲得してインテルへフリーでレンタル移籍させるつもりでいたが、中国の移籍市場終了日までに獲得が間に合わなかった。
先日新指揮官に就任したばかりのフランク・デ・ブール監督に最初の補強選手をプレゼントしようとしているインテル。獲得できれば更なる戦力アップが期待できそうだ。
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