日本は敗退、韓国は突破。明暗別れた日韓の“谷間の世代”
グループステージ突破のための最低条件こそ果たしたが、そこまでだった。日本代表は10日(日本時間)、サウバドールで行われたリオ五輪グループステージ第3戦でスウェーデンと対戦。
途中出場のMF矢島慎也の決勝ゴールで1-0と勝利を収めるも、ナイジェリアを2-0で下したコロンビアに勝ち越され、グループステージ敗退で大会を終えた。
前回の2戦と比べてボールポゼッションはもちろん、安定的に相手を封じる守備やヨーロッパ予選1位のスウェーデン相手に物怖じせず果敢に攻める場面が相次ぐなど、内容的には大幅の改善を果たしただけに痛々しい結果となった。
一方、日本より先に試合を行った韓国は前回王者メキシコと対戦。韓国のライジングスターで“左足のスペシャリスト”、クォン・チャンフンの左足がまたも爆発。相手を3人かわしてスーパゴールを決めた。
これがそのまま決勝ゴールとなり、2勝1分でグループ1位。2大会連続ベスト8進出をも果たした。
攻撃は言うまでもなく不安定と指摘されていたDF陣には元FC東京のチャン・ヒョンスがオーバーエージ(OA)で加わった上に、大会が進むにつれて組織力が高まった。決勝トーナメント1回戦のホンジュラス戦で勝てば、メダル獲得も射程圏内に入る。