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ミラン名誉会長、30年の歴史に幕を下ろす「愛のためにクラブを手放す」

text by 編集部 photo by Getty Images

シルビオ・ベルルスコーニ
ミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長【写真:Getty Images】

 本田圭佑が所属するミランのシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が別れの挨拶を述べた。11日に自身の公式フェイスブックで伝えている。

「私は30年前、愛のためにミランを買収した。そしてさらに大きな愛のためにクラブを手放す。ミランを国際的なビッグクラブと競争させるために投資する意志があり、必要な資金のあるグループへチームを託すことにした」

「勿論悲しみに暮れているが、これからも最も熱烈なファンでい続けるミランのためを思って再び行動したと確信していることで穏やかな気持ちでもいる」

「この30年間は、類をみない並外れた記憶として私の心に残り続ける。私には世界で最も多くのタイトルを獲得したクラブにさせるまで愛したこのチームを率いる特権があった。このクラブに尽くした偉大な選手、監督、役員幹部を忘れはしないし、感謝している。彼らの大部分は永遠に、イタリアで欧州で世界で並外れた歴史を刻む貢献をしたサッカーのレジェンドの一部となるんだ」

「特にサポーターの愛情を決して忘れはしない。ロッソネリ(赤と黒)のクラブカラーのために注いだ数えきれない人々の情熱は、その他全てのものとは異なり、より強く、嫉妬、不当、不運よりも強いこの特別なチームにさせるための決定的なものだった。そのような彼らと私は歓喜し、苦しむことだろう。しかし、ミランが偉大な伝統に敬意を払って掴む新たな偉大な成功をもうすぐ共に祝えると確信している。君たち1人1人に心から愛を込めて…」

 今月5日、ミランは中国コンソーシアムへの売却を発表。そこで1986年にベルルスコーニ名誉会長が買収して以来続いた30年間の歴史に幕を下ろしている。

【了】

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