ナポリのロレンツォ・インシーニェ【写真:Getty Images】
ゴンサロ・イグアインが“禁断の移籍”を経てユベントスに移籍したナポリだが、さらに生え抜き選手も失う可能性があるようだ。11日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
退団の危機に立たされているのはナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェ。同選手はナポリ出身でありナポリの下部組織出身の正真正銘の“生え抜き”だ。ナポレターノ(ナポリファン)にとって最も愛情を注いでいる選手の一人である。
事の発端はインシーニェの契約延長交渉で代理人が「現状の条件であればロレンツォは移籍する」と発言したことだった。同選手は年俸350万ユーロ(約4億円)を希望しているが、ナポリは250万ユーロを提示したとのこと。
この影響でエースFWマウロ・イカルディをナポリに放出する可能性が報じられているインテル、プレミアリーグのアーセナルやウェスト・ハム、リーガ・エスパニョーラのアトレティコ・マドリー、そして事もあろうか再びユベントスが獲得に動いているとのこと。
今季チャンピオンズリーグ出場権を獲得したにも関わらずチーム解体の危機に立たされているナポリ。今後の移籍市場での立ち回りに注目が集まりそうだ。
【了】