レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は“劇的な勝利”はもう懲り懲りのようだ。10日付けスペイン紙『アス』が報じた。
現地時間の9日にセビージャとUEFAスーパーカップを戦ったマドリー延長戦の末3-2で勝利を収めた。チームは今季初タイトルを獲得したが、ペレス会長は再び終了間際でのギリギリの勝利に「とても苦しかったよ」と語った。
ペレス会長は「終了間際で勝利を手にするのはとても苦しいよ。しかし獲得するのが簡単ではないスーパーカップを優勝できたことに非常に満足だ」と告白。さらにS・ラモスに「もっと早くゴールを決めるように言ったんだ。私はもうこのような苦しみに耐えられる体ではない。しかし運命というのはこういうものなんだろうね」と明かしている。
2014年チャンピオンズリーグ(CL)決勝に続いて再び後半ロスタイムで主将のDFセルヒオ・ラモスがゴールをあげたことにより延長突入、さらにPK戦突入の1分前となる119分にDFダニ・カルバハルのゴールで劇的な勝利を手にしたマドリー。2016年CL決勝でもPK戦にまでも連れ込みギリギリの勝利を手にしており、ペレス会長は再び苦しみながら試合を観戦することとなった。
今季初タイトルとなったマドリーだが、チームはあとどれだけ会長に喜びを与えることができるだろうか。
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