移籍が噂されるFWマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
リバプールのマリオ・バロテッリが、イタリアの小クラブからリスタートを図るかもしれないようだ。10日付のイタリア紙『コリエレ・ディ・ヴェローナ』が報じている。
ミランで2度も期待外れのシーズンを過ごし、リバプールへと戻って来たバロテッリ。しかし、指揮官のユルゲン・クロップ監督から戦力外通告を告げられたことで新天地を探さなくてはならなくなった。そこで再びイタリアへ復帰する可能性が浮上している。
そのクラブとは、ビッグクラブではないキエーヴォ・ヴェローナだ。同クラブは、残留争いを目標にする規模が小さい地方クラブだが、バロテッリは最近友人に「キエーヴォに行ってみたい」と打ち明けたという。
バロテッリの獲得で一番ネックとなるのがその高い年棒だが、キエーヴォが同選手の獲得を夢見続けているを同クラブのルカ・カンペデッリ会長も認めた。
「夢見ることはタダだよ。とても難しいことだと認識しているから今は夢のままなんだ。経済面で明らかに難しいことだと認識しているし、それと同時にキエーヴォがビッグクラブと獲得を巡って争えないことも認識している」
先日トルコ1部のベジクタシュへの移籍の可能性が消滅したバロテッリは、現在キエーヴォの他にもナポリへ移籍したポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクの代役を探しているアヤックスからも獲得を狙われていると報じられている。
かつてはイタリアの将来を期待されながらも、その才能を最大限に開花させることなくもうすぐ26歳を迎えるバロテッリ。果たしてゼロからのスタートするために、プライドを捨てて残留争いを戦うクラブから出直すことを決断するだろうか。
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