中国資本によって買収されるミラン【写真:Getty Images】
シルビオ・ベルルスコーニ氏の手から中国資本であるコンソーシアムの手に渡ることが決定的となっているミランだが、今冬の移籍市場で早速“爆買い”を敢行するようだ。8日付けイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
今夏の移籍市場閉幕まで残り3週間となったが、ミランはペスカーラからFWジャンルカ・ラパドゥーラ、アルゼンチンのラヌースからDF グスタボ・ゴメスを獲得したのみとなっている。しかしヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は少なくともひとりのMFの補強を望んでいるとのこと。
中国企業の買収により豊富な資本で獲得に動きたいミランだが、この夏の移籍市場では現在の幹部が中心となって動くことになっている。もちろんコンソーシアムからの資金注入もなく、モンテッラ監督の期待に添えるかが疑問視されている。
しかしながら、ミランは今回の買収によって冬の移籍市場では1億ユーロ(約113億円)もの資金が用意されているようだ。近年サッカー界を賑わせている中国資本による爆買いがミランでも敢行されることになる。
現在3年連続UEFA大会不出場などかつての輝きを失っているミラン。チャイナマネーを味方につけて、ついに復権に向けて動き始めるようだ。
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