バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEO【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOはサッカー界の異常な年俸高騰について苦言を呈している。5日付のドイツ紙『ビルト』が報じた。
レバンドフスキは、現在レアル・マドリーやパリ・サンジェルマン(PSG)が獲得を狙っていると報じられている。しかし、バイエルンはチームのエースと2019年まで契約を延長するつもりでいるようだ。ルンメニゲCEOが明かしている。
「我々は彼の代理人と何度も会って話し合い、契約を更新する準備ができている」と同CEOはエースとの契約更新が間近に迫っていることを明かした。
さらに「もちろん彼を売却するつもりはないよ。それに選手の価値が上昇すれば、それに見合った年俸を支払うつもりでいる」と売却の意思がないことを強調している。しかし、一方で「我々には、マンチェスター・シティやPSGが支払うような年俸を支払うつもりはないんだ。我々はかなり高額な年俸を支払っているが、彼らは異常な金額の年俸を支払っている。それは複数のタイトルを獲るために適した方法ではない」と苦言を呈した。
ルンメニゲCEOの主張は今月28歳を迎えるレバンドフスキにとっても例外ではなさそうだ。同CEOは、年俸1000万ユーロ(約11億円)以上をオファーするクラブに心が惹かれれば、その時は引き留めはしないということを間接的に言っているのかもしれない。
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