「屈辱」、韓国メディアは日本には厳しい評価
ナイジェリアに敗れた日本【写真:Getty Images】
特筆すべきなのはナイジェリアがブラジルに入国して6時間程度しか経たないチームであることであろう。実際、ナイジェリアがスタジアムに着いたのは試合開始57分前だった。現地では没収試合も噂されたという。
そのうえ、母国のサッカー協会との内紛でアメリカ滞在費が滞納されるなど、チーム全体の雰囲気も万全ではなかった。いくらジョン・オビ・ミケル(チェルシー)やウミル・サディク(ローマ)といった欧州組が躍動したとはいえ、勝つチャンスが十分にあった相手であったのは間違いない。
韓国メディアも日本の試合に少なからずショックを受けたようだ。試合が終わった現時点で「(韓国と日本が)悲喜が行き違った」(CBS)、「試合当日にブラジルに着いたナイジェリアに屈辱」(スポーツ東亜)とのネガティブな見出しが目立つ。大半のメディアはナイジェリアが6時間前に着いたことにフォーカスを当てている。
スタートこそ正反対の結果となってしまったが、それでも大会は始まったばかりだ。韓国はドイツや前回大会の金メダル・メキシコとの対戦が控えている。初戦を落とした日本はコロンビア、スウェーデンとグループステージ突破をかけて戦う。両国の未来は、まだ何も決まっていない。
(文:キム・ドンヒョン【城南】)
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