レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーは、昨季にチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げたご褒美として、ジネディーヌ・ジダン監督の年俸も“名将”となるようだ。5日付のスペイン紙『アス』が報じている。
ジダン監督は、2013年にUEFA公認の指導者ライセンスを取得。そして、ユベントス時代の恩師であった当時のカルロ・アンチェロッティ監督(現バイエルン・ミュンヘン監督)のアシスタントコーチとして2013/14シーズンよりマドリーの副監督に就任した。
翌年の2014年には、マドリーのBチームの助監督に就任。2015年にUEFAプロライセンスを獲得すると、今年の1月に解任されたラファエル・ベニテス前監督(現ニューカッスル監督)の後釜としてマドリーの監督に就任し、アトレティコ・マドリーと対戦したCL決勝で見事チームを優勝に導いた。
そこでクラブはCL優勝の偉業を称え、ご褒美としてジダン監督の年俸アップを考慮しているという。クラブは、現在ジダン監督が受け取っている年俸270万ユーロ(約3億円)の2倍となる550万ユーロ(約6億円)へ年俸を倍増するつもりのようだ。
実現すれば、ジダン監督の年俸は10年以上のキャリアの中で様々なタイトルを獲得してきた前任のベニテス監督に等しい年俸となる。年俸面でみても名将へのスピード昇進だ。
名プレイヤーから短期間で指導者という新たな才能をも開花させたジダン監督。その腕前は、すでに名将だと考慮されているようだ。
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