ヤングボーイズの久保裕也【写真:Getty Images】
現地時間3日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦の2ndレグで、スイスのヤングボーイズはウクライナのシャフタール・ドネツクに2-0で勝利を収めた。
その結果1stレグとの2戦合計スコアを2-2とし、PK戦の末ヤングボーイズがCL予選プレーオフ進出を決めている。
この試合にはチーム事情によってリオ五輪出場を諦めなければならなくなった久保裕也が先発出場していた。後半には2ゴールを挙げてチームを勝利に導き、ヤングボーイズのCL予選プレーオフ進出に大きく貢献した。
久保は試合後、「とにかく(五輪に出られなくても)落ち込んでいないということをピッチで示したかった」と会心のパフォーマンスを振り返り、シャフタール戦に非常に強い思いを持って臨んでいたことを明かした。
「CL初ゴールだったことは後になって気づいた」というくらい、目の前の一瞬一瞬に全力を注いでプレーしていた。
CLプレーオフの組み合わせ抽選は5日に行われ、1stレグは今月16日か17日、2ndレグは同23日か24日に予定されている。ヤングボーイズはマンチェスター・シティやビジャレアルといった格上に挑まねばならないが、久保は「どこでもいい。どこと戦えても最高!」と本選出場権獲得に燃えている。厳しい戦いが予想されるが、欧州最高峰の舞台まであと一歩だ。
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