チャンピオンズリーグ（CL）王者レアル・マドリーとのUEFAスーパーカップを戦う、ヨーロッパリーグ（EL）王者のセビージャ。新指揮官ホルヘ・サンパオリ監督は打倒マドリーに向け、チーム構築の真っただ中にある。3日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

　コパ・アメリカでチリ代表を優勝へ導いたアルゼンチン人の名将は、8月9日の初の公式戦を控え「新しい選手たちを加え、新しい戦術の構築、チーム作りの途上にある」と述べ、「重要な選手たちがチームを去り、新たなプランを伝えているところだ。マドリー戦で実行できればいいのだが」とコメントしている。

　そして「より、攻撃的になるかはわからないが、相手は世界で最も重要な大会の王者だ。プレシーズンマッチもチェックしたが、順調に見える」と語り、「我々は新しい方法論、プレーの形を取り入れる作業を行っており、試合当日にそれが形になっているか明らかになるだろう」と続けている。

　また、先日、アトレティコ・マドリーへと移籍したFWケビン・ガメイロと入れ替わる形でセビージャにやってきた、22歳の期待の若手アルゼンチン人FWルシアーノ・ビエットについて「彼はガメイロの穴を埋めるべくやってきた。これから、プレー時間を増やしていき、もっといい状態になることが全てのカギになる」と同胞の活躍に期待を述べる。

　セビージャをEL3連覇へ導いた名将ウナイ・エメリ監督が去り、プレッシャーのかかる中でチームを引き取ったサンパオリ監督。多くの選手の入れ替わりもある中で、9日の試合で今季の全容が見えてきそうだ。そして、その中に清武弘嗣がどのように組み込まれてくるのかも日本人ファンには要注目だ。

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