シティへの移籍が決まったFWガブリエル・ジェズス【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティは、ブラジル1部のパルメイラスから19歳のFWガブリエル・ジェズスを獲得したことを発表した。3日にクラブの公式サイトが伝えている。
2015年にパルメイラスのトップチームに昇格したG・ジェズスは、ブラジル国内で「天使と神の名を持ちながら悪魔のようなプレーをする」と評される同国の逸材だ。その才能はネイマールをも上回ると絶賛されている。今月に開催されるリオ五輪に挑む代表メンバーにも選出されており、その計り知れない将来性から欧州のビッグクラブらが争奪戦を行っていた。
そして、G・ジェズスの激しい争奪戦をシティが制した。先日クラブ指揮官のジョゼップ・グアルディオラ監督が直接本人に電話で説得したことが決め手となり、同選手はバルセロナのオファーを拒否し、シティと5年契約を交わした。
移籍金は約3000万ユーロ(約34億円)とみられているが、G・ジェズスは2017年から加入することになるようだ。同選手は「マンチェスター・シティは世界最高峰のクラブの1つだよ。サインを交わせてとても嬉しい」と加入第一声を発している。
G・ジェズスの獲得により、シティが今夏に費やした移籍金の合計額は1億2000万ユーロ(約136億円)を超えたようだ。前日に約4500万ユーロ(約51億円)でドイツ代表MFリロイ・ザネを獲得したクラブは、既にMFイルカイ・ギュンドアン、FWノリート、MFオレクサンドル・ジンチェンコを獲得している。しかも、さらなる補強を予定しているとみられている。
今夏に活発な補強を行っているシティ。プレミアリーグ初挑戦となるグアルディオラ監督のためにもその勢いを止めるつもりは全くない。
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