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チェルシー、ルカクの再獲得に本腰…売却時の2倍の移籍金+戦力外FWを譲渡へ

text by 編集部 photo by Getty Images

ルカク
チェルシーの再獲得が噂されるロメル・ルカク【写真:Getty Images】

 チェルシーは、エバートンのベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得に向けて巨額オファーを提示したと『デイリー・メール』など複数の英国メディアが報じている。

 2011年にアンデルレヒトからチェルシーに加入したルカクだが、出場機会を得ることができずに期限付き移籍を繰り返し、2014年夏にエバートンに完全移籍。チェルシーでは不遇の時を過ごしていたが、昨季のプレミアリーグでは18得点を挙げる活躍を見せて評価を一変させた。

 23歳のルカクを再獲得すべくチェルシーは何度かアプローチをかけてきたが、エバートンは7500万ポンド(約100億5000万円)を要求しているという。

 これに対し、チェルシーは6500万ポンド(約89億7000万円)の移籍金に加えて元フランス代表FWロイク・レミーの譲渡で交渉を試みているようだ。

 昨季冬の移籍市場で中国移籍が目前となっていたが、交渉がまとまらずにチームに残留。しかし依然として構想外の状態となっており、移籍が噂されていた。

 この夏の移籍市場でマルセイユからベルギー代表FWミッシー・バチュアイを獲得したチェルシーだが、ラダメル・ファルカオとアレシャンドレ・パトがそれぞれ期限付き移籍の期間満了により退団。エースのジエゴ・コスタはアトレティコ・マドリーへの移籍が報じられている。

 ルカクがエバートンに完全移籍した際、チェルシーが手にした移籍金は2800万ポンド(約38億6400万円)だったが、再獲得するとなれば売却時の2倍以上の金額を投じる必要がある。

 近年で最大のスランプに陥った昨季からの再建が至上命題となっているチェルシーは、攻守両面の補強を進めており、攻撃陣の最大の目玉補強はこのルカクとされてきた。それだけに、大金を叩いてでも再獲得を狙っているようだ。

【了】

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