インテルへの移籍が近づくMFアントニオ・カンドレーバ【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、ラツィオに所属するイタリア代表MFアントニオ・カンドレーバを獲得することでクラブ間合意に至ったようだ。30日にイタリアの『ジャンルカディマルツィオ.com』が報じている。
外国人枠を1枠残しておきたいインテルは、サイドを補強をするために母国出身のカンドレーバの獲得を狙っていた。交渉の結果、個人合意までは行き着いたものの、移籍金を値下げしないことで有名なラツィオのクラウディオ・ロティート会長との交渉が難航。そのために交渉が長引いていた。
そこで、今年6月からインテルの所有者となった蘇寧グループがカンドレーバの獲得を許可。そうすることで、4年間の分割払いとなる2200万ユーロ(約25億円)に300万ユーロ(約3億円)のボーナスを加えた金額でクラブ間合意に至ったようだ。
現在両クラブは、サインをするための契約書を準備しており、カンドレーバは明日の日中か明後日までにはメディカルチェックを受けてインテルと正式にサインを交わすことになるという。
現在29歳のカンドレーバは、セリエAで238試合に出場し、48得点と44アシストを決めているベテラン選手だ。その上、欧州カップ戦では32試合に出場して3得点を決めている。先日行われたEURO2016でも活躍していたことからも、加入が正式に決まればチームに豊富な経験をもたらす心強い味方となるのは間違いなさそうだ。
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