ロベルト・ディ・マッテオ
チェルシー時代にはチャンピオンズリーグも制覇したディ・マッテオ【写真:Getty Images】
ロベルト・ディ・マッテオは、“ある意味では”チェルシー史上最高の指揮官だったのかもしれない。
2012年3月にアンドレ・ビラス=ボアスの解任によってアシスタントコーチから暫定監督に昇格。すると、チームの立て直しどころか完全アウェイの中で行われたバイエルンとの決勝をPK戦の末に制し、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ優勝をもたらした。
翌年から正式な監督に就任するも、シーズン途中に解任。その後はシャルケでも監督を務めるが、これといった結果を残すことができなかった。
ディ・マッテオ監督が今季から就任したアストン・ヴィラは、長年の低迷の末に昨季のリーグ戦を最下位で終え、プレミアリーグ創設以来初めてとなる2部降格を喫した。古豪復活へ、イタリア人指揮官の手腕が試されることになりそうだ。
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