レアル・マドリーのマテオ・コバチッチ【写真:Getty Images】
退団が噂されているレアル・マドリーのMFマテオ・コバチッチだが、代理人がそれを否定した。29日、スペイン紙『アス』が報じている。
コバチッチの代理人のニッキー・ブクサン氏が母国クロアチアメディアに向け「マドリーとは話し合いを行っていない。というのもその必要がないからだ」と述べ、「コバチッチは今、チーム内でポジション争いのために戦っているのだ」と続ける。
クロアチア代表の一員としてEURO2016に参加していたコバチッチは7月26日にチームに合流し汗を流している。「この時期の噂は恒例のものだ。だが、コバチッチはマドリーにおり、ジネディーヌ・ジダン監督は、彼を信じ、彼をサポートしてくれている」と同代理人は述べ、「どの選手もチーム内でポジションを掴むためにアピールせねばならない。マドリーではそれがより難しいということだ」と移籍説を否定する。
昨シーズン、鳴り物入りでイタリア・インテルから加入した22歳のコバチッチ。しかし、リーグ戦では25試合でノーゴール。わずか1,026分という出場時間に終わり、期待に応えることができなかった。移籍の雑音を封じた今、同胞のルカ・モドリッチも称賛するその才能を見せつけることができるか。
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