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東京Vの“マスター”永井秀樹が語る最高のスパイク「ある程度の重さはむしろ必要」【SPIKE WARS】―⑥

シリーズ:永井秀樹が語る最高のスパイク text by キングギア photo by King Gear

「ただでかいだけじゃなくて、横幅が相当広い」

永井
アディダスのスパイクを試着する永井【写真提供:キングギア】

マスター永井 「大きいわ。アシックスは26.5でちょうどいい感じだったけど、これは25でジャストかも。やっぱり、同じ25.5でも、メーカーによって違うんだね、だいぶ」

──メーカーによっても違うでしょうし、同じメーカーでもモデルによって違う部分もあるかもしれません。特に、日本限定モデルと、全世界展開モデルとでは。

マスター永井 「ああ、そうかもね。プーマのパラメヒコなんかも、日本限定モデルだから、サイズはもちろん、横幅なんかもだいぶ違うって聞いたことがある」

──ちなみに発起人K(金子達仁)が入手した情報によると、パラメヒコを製造している工場の所在地などは、プーマ社内でも極秘扱いにされているそうです。

マスター永井 「ま、パラメヒコは名機だからね。作り方のノウハウとか、盗まれたら困るってことなんじゃないの?」

──でしょうね。それはさておき、こちらのモデルはいかがでしょう。

マスター永井 「あのね、ただでかいだけじゃなくて、横幅が相当広い。なんとなく、ドイツのメーカーのスパイクって、日本のに比べると幅が狭いって印象があったんだけど、これはとにかく広い。はっきり言って、足幅の細い人には無理なスパイクだね」

──ちなみにマスター・ナガイの足幅は?

マスター永井 「普通だと思う。その俺がこれだけ広いって感じるんだから、相当だよ」

──マスターが重視しているフィット感の点ではいかがでしょう。

マスター永井 「悪くはない。ないんだけど、アシックスを履いたあとだと、正直、ちょっと残念に感じられる。あれがかゆいところにまで手が届く、凄く繊細な感じのするスパイクだとすると、こちらはちょっと雑。包み込んでくれるような感じはないよね」

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