ケビン=プリンス・ボアテング【写真:Getty Images】
昨季限りでミランを退団したケビン=プリンス・ボアテングがラス・パルマス加入に迫っている。スペイン紙『マルカ』が報じた。
かつて名門ミランで10番を背負った男は、クラブとの関係がこじれてシャルケで居場所を失い昨季途中から古巣ミランに復帰した。背番号10は本田圭佑が着用していたため72番を選んでプレーしたが、11試合の出場にとどまり、先発したのはわずか1試合のみだった。
完全に期待を裏切った形に終わり、5月中にシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長がKP・ボアテングのミラン退団を発表。現在までフリーの状態が続いていた。
そこでスペインの中堅ラス・パルマスが手を差し伸べている。昨季昇格組ながら11位で残留を果たしたカナリア諸島の小クラブはKP・ボアテングに新たな攻撃の核としての役割を期待しているという。
両者の契約締結はすでに内定しており、すでに現地入りしている模様。正式発表は1日に行われるようだ。移籍が無事成立すれば、KP・ボアテングにとってはスペインリーグ初挑戦となる。近年は低迷続きで存在感はすっかり希薄になってしまったが、新天地で復活した姿を見せられるだろうか。
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