ケビン・ガメイロ【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーは30日、セビージャからフランス代表FWケビン・ガメイロの加入を発表した。
セビージャでヨーロッパリーグ3連覇に貢献したガメイロは完全移籍で、アトレティコと4年契約を結んだ。新天地ではクラブの象徴であるフェルナンド・トーレスや、同胞のアントワーヌ・グリーズマンとポジションを争う。
一時はバルセロナもガメイロに興味を示していたが、29歳という年齢の割に移籍金が高額で獲得を断念した。今回アトレティコが獲得できたのは、セビージャの要求に応えて若手FWルシアーノ・ビエットを買い取りオプション付きのレンタルで放出したからだった。
英紙『ガーディアン』などの報道によれば、アトレティコがガメイロ獲得に要した移籍金は3200万ユーロ(約36億円)だという。セビージャがバルセロナに突きつけた価格からビエットの市場価値を差し引いた額と言えるだろう。
パリ・サンジェルマンでは不遇のときを過ごしたが、セビージャで3年間プレーし全公式戦を通じて67ゴールを挙げるなど完全に得点感覚を取り戻し、年々凄みが増している。ハードワークも厭わないため、アトレティコでは3番目のストライカーとして様々な場面で重宝されるはずだ。
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