ユベントスへ移籍したFWゴンサロ・イグアイン【写真:Getty Images】
イグアイン兄弟とナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が激しい論争を開始した。29日にイタリアの『トゥットナポリ.net』が報じている。
きっかけは、ゴンサロ・イグアインの発言だ。ユベントスで入団記者会見を行った同選手は「この移籍の決断はデ・ラウレンティス会長がさせたものでもあるんだ。彼の考え方には納得できなかったし、もう関係が壊れていた。彼とは1分でも長くはいたくはなかった」と発言した。
そしてデ・ラウレンティス会長が「彼が私をこれほどまで嫌がっていたことには気が付かなかった。その一方で、契約更新の話をしている時に彼の代理人は嫌な顔一つ見せなかったね。チームのレベルは乏しいものかもしれないが、38ゴールも決めさせたのは一体誰だ?我々を裏切ることはできても、からかうことは許さない」と反論した。
これを受けて、イグアインの兄であり代理人を務めるニコラス氏が同会長の発言に反論し返している。「彼と会って話したいよ。口約束していたことについてまだ解決していないことがあるんだ」と言い返した。
「彼はユベントスよりも高い年棒をオファーしたけれど、私がこれまで何度も言って来たように、お金の問題ではなくプロジェクトの問題なんだ。だから我々は彼とは意見が合わなかった」
「そんな中で唯一獲得に乗り出して来たクラブはユベントスだけだった。この6ヶ月間で接触して来た欧州のビッグクラブの中で違約金を払う気持ちを示したのはユベントスしかいない」
クラブが宿敵同士ということもあり、イグアイン兄弟とナポリ会長との言い争いはこれからもさらに勢いを増しそうだ。
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