セビージャのホルヘ・サンパオリ監督【写真:Getty Images】
日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャ指揮官のホルヘ・サンパオリ監督が、次期アルゼンチン代表監督の就任要請を断っていたことを明かした。29日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が報じている。
サンパオリ監督は、コパ・アメリカ2015でチリ代表を優勝に導いた。今年の1月にチリサッカー連盟と契約を解消した同監督は、数ヶ月間新天地を探した後に今季からセビージャの指揮官へ就任することが決まっている。
一方で、先日アルゼンチン代表を率いていたヘラルド・マルティーノ監督が突如辞任を発表したことで、アルゼンチンサッカー協会(AFA)は後任監督を探している。来月から開催されるリオ五輪に挑む同国代表監督にフリオ・オラルティコエチェア監督を暫定的に任命したものの、次期A代表指揮官は未だ決まっていない。
そこでAFAはサンパオリ監督に白羽の矢を立てたようだ。同監督は「AFA会長から母国代表の監督就任への打診を受けた。やってみたいね。当然だよ」と就任要請を受けたことを明かしたものの、「だけど今セビージャから出て行くことは無責任なことだ」と要請を断ったことを告白した。そして「夢というのは、ある者が望んでいる時にいつも見れるわけじゃないんだ」と心境を述べている。
リオネル・メッシや中心選手が相次いで引退を表明するなど混乱に陥っているアルゼンチン代表。後任監督を見つけることはできるのだろうか。
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