永井秀樹が語る最高のスパイク
──続いてはナイキに参りましょうか。ティエンポ・レジェンド6・HG-Eでございます。
マスター永井 「これ、代表だと誰が履いてるの?」
──結構いますね。昨年のカンボジア戦ですと、西川選手、森重選手、遠藤選手ですか。
マスター永井 「あれ? あの試合、森重って出てたっけ?」
──いえ、出ておりません。
マスター永井 「どうやって調べたの?」
──現地でカメラマンの方にお願いして、試合前やハーフタイムの練習などを撮影していただきまして。
マスター永井 「依頼されたカメラマンが驚いてなかった?」
──ま、何せ前代未聞の依頼でございますから。ただ、やっていくうちに意外な発見もございまして。
マスター永井 「どうしたの」
──クラブ・ワールドカップが開催された際、出場した全選手の使用スパイクを特定すべく、カメラマンの方に撮影をお願いしたのですが、そうしたら、メッシが足にタトゥーを入れていることが判明いたしまして。
マスター永井 「あ、練習の時に?」
──はい。マスター・ナガイがお若いころと違い、いまは試合中にストッキングを下げることは許されておりません。ただ、練習中は話が別、ということでございまして。
マスター永井 「へえ~。じゃ、スパイクのインプレッション行こうか」
──お願いいたします。
マスター永井 「まず思ったのは、意外に重たいんだなっていうこと。これは別に不満を感じてるんじゃなくて、俺の中のイメージで、ナイキっていうととにかく軽いって印象があったから」