中国代表が韓国サッカー協会に5万枚のアウェイチケットを要求した【写真:Getty Images】
中国代表は、アウェイで行われる韓国代表との試合を“支配”しようとしているようだ。
今年9月1日に行われる2018年ロシアワールドカップアジア最終予選の初戦で、中国代表はアウェイで韓国代表と対戦する。
試合会場となるソウルワールドカップスタジアムは6万6000人収容だが、中国サッカー協会はなんと5万枚のアウェイチケットを要求しているという。韓国サッカー協会が発表した。
韓国代表のウリ・シュティーリケ監督も、「ホームでブーイングを受けながら試合をするという最悪な状況になってしまう」と困惑しており、ホームの優位性がなくなってしまうことを懸念している。
しかし、中国サッカー協会との協議の結果、1万5000枚のアウェイチケットを販売することで合意したという。
ただし、韓国側は「当初要求されたチケットの数量は減らしたが、中国の旅行会社が大量に観戦ツアーを販売したので、どれだけの中国サポーターが来るのかを予想するのは難しい」としており、最悪の場合は3万人を超える恐れもあると予測している。
なお、韓国サッカー協会の発表によれば、過去に最も多くのアウェイサポーターが入場した試合は1997年11月に行われたフランスワールドカップアジア最終予選の日本代表戦で1万人が訪れた試合となっている。
今回、中国に対して販売した1万5000枚のアウェイが完売すれば、過去最高のアウェイサポーター入場数を記録することになる。
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