ポルトガル代表のMFジョアン・マリオ【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が所属するインテルはどんな手を使ってでもEURO2016王者の10番を獲得したいようだ。28日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が伝えている。
インテルが狙っているのはスポルティングCPのポルトガル代表MFジョアン・マリオ。同選手は、先日開催されたEURO2016で優勝したポルトガル代表メンバーの背番号10番だ。
以前にもインテルの筆頭株主となった蘇寧グループの会長である張近東氏と代理人のキア・ジョオラビシアン氏が率先して獲得交渉を行っていた。ファイナンシャルフェアプレー制度を考慮し、蘇寧グループ下にある江蘇蘇寧が獲得してインテルへフリーでレンタル移籍させるつもりでいたが、スポルティングCPが最後までボーナスを含めた約4500万ユーロ(約52億円)のオファーを断り続けたことで、中国の移籍市場終了日に獲得することができなかった。
しかし、インテルは獲得を諦めてはいない。現在、J・マリオ自身が移籍を望んでいることからも、代理人ジョオラビシアン氏が直接スポルティングCPへ脅しをかけているようだ。同氏は、年棒を大幅に増額した契約更新をクラブに求めているようで、万一その要求を呑めなければ選手は移籍すると脅迫しているようである。
スポルティングCPはそれでもオファーを拒むつもりでいるようだが、インテルはJ・マリオにアプローチし続けながら、クラブとの関係が悪化する時を待つつもりのようだ。2つの裏ワザを使ってでも同選手の獲得を熱望するインテル。今後の展開に注目が集まる。
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