レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
今季初の実戦に臨んだレアル・マドリー。パリ・サンジェルマンに1-3と完敗したが、ジネディーヌ・ジダン監督に焦りの色はない。28日、スペイン紙『マルカ』などが報じている。
この日の試合は、バカンス中のクリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイルに加え、カリム・ベンゼマも背中の違和感で欠場と、看板の”BBC”抜きで臨んだマドリー。若手のアルバロ・モラタとヘセの2トップという布陣に「シーズン中は3トップでプレーするのは皆が分かっている。今は色々と試しているところだ」と述べる。
試合に敗れたものの、「練習を始めてまだ10日程だ。フィジカル的にもまだまだであり、こんなものだろう。全般的に満足している」と不安は見せない。そして、「ここからよりハードにプレーし、戦術的にも詰めていき、オートマティックにできるようにしたい。徐々にこなしていく」と今後に向けて語る。
そして、この試合では、自身の息子エンツォをはじめ、多くのカンテラ(下部組織)の若手選手もプレーしているが、「いい選手たちだが、まだ若い。少しずつ前進すればいい。チームの中に彼らを入れ、より大きな集団にすることが大事なのだ」とコメントした。
多くの主力が不在の中でスタートを切ったジダン・マドリー。初戦での結果は芳しいものではなかったが、指揮官も百も承知のようだ。初のフルシーズンを迎えるジダン監督の手腕が問われるのはここからだ。
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