ドルトムントでチームメイトだったヘンリク・ムヒタリアン(左)と香川真司(右)【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンが、自身の過去について英紙『デイリー・テレグラフ』で語った。
この夏にドルトムントからユナイテッドに移籍したムヒタリアンは、父親のハムレット・ムヒタリアンもプロサッカー選手だったという。しかし、父は脳腫瘍のため33歳の若さでこの世を去ってしまった。
それでも、「彼は僕の原動力であり、モチベーションでもあった。僕が幼い時に父はプロ選手で、同じトレーニンググラウンドに立つことをいつも夢見てきた」と、父親が選手を目指す上での大きな存在だったことを明かした。
ドルトムントからユナイテッドに移籍した選手といえば、日本代表の香川真司も同じ道を辿っている。
2012年から2年間に渡ってオールド・トラッフォードでプレーした香川は、その後ドルトムントに復帰。2013年にシャフタール・ドネツクから加入したムヒタリアンは背番号10を背負い、香川と2年間ともにプレーしている。
今回ユナイテッドに移籍するにあたり、ムヒタリアンは香川にアドバイスを求めていたようだ。
「いつもシンジとはユナイテッドについて話してきた。彼は僕に良い話しをしてくれたし、とても良い印象を受けた。トライしなければならないし、ベストなクオリティを示さなければならない。そうでなければ、もうここにはいられないだろう」
ドルトムントとユナイテッドは中国で行われたインターナショナルチャンピオンズカップで対戦しており、ムヒタリアンと香川は敵同士として同じピッチに立っている。なお、結果はドルトムントに軍配が上がり、4-1で勝利している。
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