ミラン移籍が近づくアルバロ・アルベロア【写真:Getty Images】
中国資本による買収が近づいているミランだが、今夏も“節約志向”は健在のようだ。
ミランは今夏レアル・マドリーを退団した元スペイン代表DFアルバロ・アルベロアとの契約に合意したようだ。25日付けイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。
アルベロア獲得は今季よりミランの指揮をとるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の要望であるみられており、33歳の同選手の経験をチームに生かしたいと考えているようだ。現在無所属のアルベロアはミランに移籍金なしで加入することになり、クラブはアルベロアに1年契約+1年オプションの契約を結ぶとしている。
昨夏はタイ人資本家ビー・テチャウボン氏による株式増資によって資金を得たミランは大型補強を敢行した。FWカルロス・バッカを3000万ユーロ(約35億円)、DFアレッシオ・ロマニョーリを2500万ユーロ(約29億円)、アンドレア・ベルトラッチを2000万ユーロ(約23億円)で獲得している。
しかし、今夏は買収報道が加熱しているものの、ここまでは節約志向を継続。FWジャンルカ・ラパドゥーラを900万ユーロで獲得したものの、レオネル・バンジョーニとアルベロアをフリー移籍で獲得した。
補強資金捻出のため、エースであるバッカも1年で放出するとみられているミラン。しばらくは財政面は厳しい戦いが続きそうだ。
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