インテルのロベルト・マンチーニ監督【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が所属するインテルのロベルト・マンチーニ監督は、クラブとの関係が一向に良くなる気配が感じられないことから辞任を考えているようだ。24日にイタリアメディア『スカイ・スポルト』が報じている。
クラブが行う補強に対してマンチーニ監督の不満は日に日に増しているようだ。同監督の意思とクラブの決断が一致する合意点を見つける必要があり、前日の23日にエリック・トヒル会長がアメリカへ到着。そこで両者は補強方針について話し合った。
マンチーニ監督は、少なくともローマやナポリとの差を縮めるためにクラブに投資をしてもらいたがっている。しかしクラブは、若い選手を中心とした将来性のある補強をする方針を示しており、直ぐにタイトルを獲れるようなチーム作りをしたがっているマンチーニ監督との相違となっている。
そこでマッシモ・モラッティ前会長が同日、「今から代役を探すことはとても難しいためにマンチーニ監督を残留させることがベストチョイスだ」とトヒル会長へアドバイスをしたという。そして、同監督が漏らした不満や辞任さえも考えたとされる状況をクラブと明確にするために、ピエロ・アウジリオSDがツアーを行っているアメリカを出発している。
これからの数日間にマンチーニ監督が続投するか辞任するかの決断を下すとみられている。インテルはこの状況から上手く切り抜けたいようだが、唯一の方法は、同監督を納得させるような補強をすることしかない。
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