ヘルシンボリのヘンリク・ラーション監督【写真:Getty Images】
スウェーデンリーグ1部のヘルシンボリで指揮官を務める元スウェーデン代表のヘンリク・ラーション監督は、サッカー選手の息子をリオ五輪へ参加させることを拒否したようだ。24日にイタリアの『イタスポルトプレス』が報じている。
現役時代にセルティックやバルセロナやマンチェスター・ユナイテッドで活躍し、スウェーデン歴代最優秀選手に選出されたことがあるラーション監督には、サッカー選手である19歳の息子がいる。名前はヨルダン・ラーション。同監督が指揮を執るヘルシンボリに所属するFWだ。
そのジョーダンは先月、来月にブラジルのリオデジャネイロで開催される夏季オリンピックに挑むスウェーデン代表メンバー18人に選出された。しかしラーション監督は、息子のリオ五輪への参加を断った。
ラーション監督は「ヨルダンには辛い決断であることは分かっているよ。だけどチームはオフェンス力に乏しいから、今息子を失うわけにはいかないんだ」と参加を拒否。「ヨルダンは失望しているけれど、状況を分かってくれた」とその決断に息子も同意していることを明かした。
オリンピックのグループリーグ第3節でスウェーデン代表と対戦する日本代表が、ラーション監督の息子と対戦する可能性は消えたようだ。
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