コリンチャンスのアレシャンドレ・パト【写真:Getty Images】
ストライカーの補強が急務のビジャレアルは、ブラジル人FWアレシャンドレ・パトに白羽の矢を向けるようだ。23日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
昨季はリーガエスパニョーラで4位と躍進を見せたビジャレアル。チャンピオンズリーグ(CL)本戦出場を目指す戦いも控えており、戦力の充実が求められるが、順調とはいっていない現状がある。
すでに、2人のFWレオ・バチストンがエスパニョールに、アドリアン・ロペスがポルトに移籍する一方で、補強は進んでいない。そこでクローズアップされたのが、26歳のブラジル人アタッカーということだ。
チームにはロベルト・ソルダードとセドリック・バカンブというストライカーがおり、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督が望む、セカンドストライカーやサイドと攻撃のマルチロールをこなせる存在としてパトはうってつけということである。
現在、母国ブラジルのコリンチャンスに籍を置くパト。前シーズンは、冬の移籍市場でチェルシーに加入したが、2試合1ゴールとインパクトを残せなかった。
2011/12シーズンにCLに出場した際には、選手層の薄さが響き、最後まで歯車が噛み合わず、リーガで降格という苦い結果に終わった過去もある。同じ轍は踏めない。ビジャレアルとパトの思惑が一致すれば、実現しそうな移籍である。
【了】