「これは広まっていくんじゃないか」
──ところがこれはいいと?
マスター永井 「いい。抜群にいい。いままでサッカーに縁のなかったメーカーだとは信じられないほど、サッカー・スパイクがわかってるなあって気がする」
──過去、サッカー・スパイクの世界に参入してきたメーカーの中には、結局ユーザーの支持を得ることができず、撤退していったところも少なくありません。
マスター永井 「これは違うね。スパイクって、その善し悪しはもちろん大事だけど、誰が履いてるかっていうのが重要な部分があるじゃない?」
──ですね。マスター・ナガイにしても、マラドーナあってのプーマなわけですから。
マスター永井 「そう。だから、今後世界のどんなスターがアンダー・アーマーを履くかっていうのが重要になってくると思うんだけど、でも、仮に誰も大物が履いていなくても、これは広まっていくんじゃないかって気がするな」
──それぐらい、モノがいいと?
マスター永井 「うん。明日の試合に使ってもいいかなって思うぐらい」
以下次回へ
(語り手:永井秀樹、聞き手:キングギア編集部、取材協力:東京ヴェルディ1969)
▼キングギア
スポーツライター金子達仁が発起人となって発足した世界初、日本発のスパイク専門サイト。多くのサッカー選手にとって、命であるスパイク(=ギア)が主役として取り上げられた記事がなかったことから、新しいことをやってみたいという思いのもと誕生した。
【了】