ユベントスのポール・ポグバ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは、ユベントスのフランス代表MFポール・ポグバの獲得に近づいているようだ。英紙『ガーディアン』、伊メディア『カルチョメルカート.com』など複数のメディアが報じている。
報道によれば、移籍金は9200万ポンド(約130億円)とされている。これまでの移籍金史上最高額はクリスティアーノ・ロナウドがユナイテッドからレアル・マドリーに移籍した際の8000万ポンド(約112億8000万円)だったが、成立すればこれを塗り替えることとなる。
ポグバはユナイテッドの下部組織出身で、サー・アレックス・ファーガソン監督(当時)のもとトップチームに昇格。しかし、公式戦出場は7試合に留まるなど、出場機会を得られないまま契約満了となり退団。
その後、2012年夏に出場機会を求めてユベントスにフリーで移籍すると、その類稀な才能が開花。4シーズンで公式戦通算178試合に出場して34得点43アシストを決め、ユベントスのリーグ戦4連覇の立役者となった。
14/15シーズンにはチャンピオンズリーグ決勝にも進出し、先日行われたEUROではフランス代表の一員として決勝戦も戦っている。
昨季から背番号10を背負うなど、いまや世界最高のセントラルミッドフィルダーにまで成長を遂げた。
今回の移籍が成立すれば、0円で獲得したポグバを売却することで130億円を丸儲けすることができる。世界最高の選手を手放すことは痛手だが、ビジネス的には大きな成功事例といえるだろう。
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