背番号なしのユニフォームでFWとしてプレーしたGKシャマル・ジョージ【写真:Getty Images】
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、シーズン前のテストマッチで苦肉の策を強いられてしまったようだ。
現地時間20日、リバプールはチャンピオンシップ(イングランド2部)のハダーズフィールドと親善試合を行ったが、この試合で18歳の若手GKシャマル・ジョージがフィールドプレーヤーとして出場することになってしまった。
マルコ・グルイッチのゴールで1-0とリードしていたリバプールだが、80分にMFルーカス・レイバが負傷してしまう。
シーズン前の親善試合のため交代枠の制限はなかったが、すでに6人の選手を交代させていたリバプールのベンチにはGKのジョージ1人しか残されていなかった。
しかし、クロップ監督は残り10分を10人で戦うよりも、ジョージをフィールドプレーヤーとして出場させることを決断し、FWのポジションに起用。背番号が書かれていないフィールドプレーヤー用のユニフォームを着用し、ダニー・イングスと2トップを組んだ。
クロップ監督はこの交代策を振り返り、「不運なことにルーカスが負傷し、シャマルをストライカーとして起用しなければならなかったので、フォーメーションを変更した。彼は素晴らしいプレーだったよ。10人でのフォーメーションを考えていたら、ベンチから『まだシャマルがいるぞ!』と言われたんだ」とオフィシャルサイトを通じて述べ、ジョージのプレーを称えた。
なお、試合は終了間際にアルベルト・モレノがPKを決めてリバプールが2-0で勝利している。
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