レアル・マドリーのヘセ・ロドリゲス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、同チームの若手FWヘセ・ロドリゲスに移籍を勧めているようだ。19日、スペイン紙『アス』が報じている。
北米ツアー中のマドリーのジダン監督は、会見の場において、「ヘセはお気に入りの選手だが、もし私が彼の家族であれば、もっと他のクラブで出場機会を得るようにというだろう」とコメントした。
こうした発言の背景には、今季も出場機会の増加が見込まれないことがある。昨季はリーグ戦28試合に出場し5ゴールをマークしたヘセ。しかし、スタメン7試合でフル出場はなし。平均出場時間も約29分という長さだった。今季も、クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイルのBBCに加え、ユベントスから復帰のアルバロ・モラタや、スペイン代表に選出されたルーカス・バスケスらとの争いが待っている。
フロントも、DFダニエル・カルバハルやモラタ、バスケスなど、レンタル移籍を経験し、大きくなってチームに帰ってきた、他のマドリーのカンテラ(下部組織)出身の選手と同じステップを23歳のヘセにも歩んでもらいたいと望んでいるようだ。
現時点でも、ドイツのドルトムント、レバークーゼン、スペインのエスパニョールがヘセに関心を見せているということだ。ヘセ自身の決断次第では、去就問題が急展開する可能性もありそうだ。
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