鳥栖への加入が迫るモロッコ人FWムスタファ・エル・カビル【写真:Getty Images】
J1のサガン鳥栖は、新たな外国人選手の獲得に迫っているようだ。関係者によれば、モロッコ人FWムスタファ・エル・カビルを獲得する見込みで、近日中に発表されるという。
オランダ国籍も持つ27歳のエル・カビルは、オランダ・エールディビジの名門アヤックスの下部組織出身。2011/12シーズンにカリアリに在籍した際には、現在鳥栖を率いるマッシモ・フィッカデンティ監督のもとでプレーしている。
その後はスウェーデン、サウジアラビアのクラブを渡り歩き、2015年2月にトルコのゲンチレルビルレイに加入。しかし、今年7月で退団して現在はフリーとなっている。昨年のワールドカップアフリカ予選でモロッコ代表に招集されているが、出場歴はない。
ライン裏への抜け出しや相手DFやGKとの駆け引きから一瞬で背後を取ってゴールを狙う、得点感覚に優れたゴールハンターだ。
176cmと決して大柄ではないが、セットプレーでも抜群のヘディングセンスで多くのゴールを奪っている。
鳥栖は同じくフィッカデンティ監督の元教え子であるイタリア人FWロベルト・アクアフレスカの獲得に興味を示していたが、金銭面で折り合いがつかずに破談。
Jリーグでは年間ワースト2位となるゴール数に留まっている鳥栖だが、得点力不足解消のためエル・カビルは大きな鍵を握ることになりそうだ。
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